大学日記

駆け出しの大学生が思ったことを書いていきます。完全に自己満でやってます。

学園祭の食べ物達に前売り券があるという事実

最近大学の文化祭があったのだが、びっくりした。

私が所属する団体の店だけでなく、他団体の出店ほとんどに前売り券なるものが存在している。それをメンバーに配布して売らせるのだ。もしノルマに達成しなかったらその差額分を自腹で払わされる。

この制度はうちの大学特有のものなのだろうか?なんだこの意味不明な券は??

彼らは本当に前売り券の意味、メリット・デメリットを理解しているのだろうか???

 

私の意見としては、前売り券自体の存在は否定しない。美味しそうな食品を前もって予約することで割引が得られるシステム自体はあっても誰も損しない。まずお客さんが自分たちの作る食べ物に対して「美味しそう!」って感情を抱いてくれたこと自体うれしいことだし、それに対する割引はあって然るべきものだと思っている。

しかしながらノルマを設定してそれを達成しなければ自腹で差額を払う制度は狂ってる。話に聞くブラック企業とやってる事おんなじだぞ。

前売り券は残酷にも他の意味も体現することとなる。

どれだけ前売り券を売れるかは、どれだけ仲のいい友達がいるかとほぼ同義であるということだ。友達が多ければ簡単に売りさばけるし、いなければ全然さばけない。

ただの友達少ない人いじめともいえる。それを許していいのだろうか???

 

また前売りのノルマ制は悪だ。売り手は心情的にダブルバインド、ジレンマを感じてしまう。このジレンマは「このチケット売り切らないと自分が損する」と「前売りを無理やり友達に押し付けなくてはならない」という相反する感情だ。

(「文化祭で販売される商品のレベル」を考えてほしい。素人がネットでレシピを調べて1-2時間試食ゲームをして出来上がった代物を売るのだ。有名店の食事券とはわけが違う。文字通りの粗品を売りつけるのだ)

僕は基本的に自分が損をするより、人に自信のない商品を売りつけることの方が嫌いだ。僕はそもそも友達多いわけじゃないけど、その友達に一人として前売りを売れなかった。

周りの人は気兼ねなく「この前売り買ってくれよ」とか「美味しいから買ってとか」とか「お前ふざけんな買えよ」とか言ってくる人いるけどどうなんだよそれ。美味しいかどうか全然わからないし、そのぺらっぺらの友情と150円は釣り合わねえよ。150円の方が何倍も重いわ!!!

 

みなさん、特に大学生の文化祭の一角を担う皆さんには

前売りの意味をもっと考えてほしい。売り上げのこととか、リスクヘッジのこととか考えてるからそうなるんだろ。別に売るのはいいけどそれで団体の仲間たちを傷つけたり、友情に傷を入れるような制度はやめてほしい。