大学日記

駆け出しの大学生が思ったことを書いていきます。完全に自己満でやってます。

【商業主義について】気持ちの問題

以前商業主義に染まっている社会は嫌いだという旨の投稿をした。

人と人との関係をお金でつなぐとその関係は希薄になり、冷たくなってしまうという。お金のやり取りがあるとするならば人と人との直接の関係の上にあってほしいという理想もある。

ならば、インターネットを媒介としたお金のやり取りってものすごい希薄な人間関係の上に成り立っていると考えることができる。まずインターネットを介するだけで人間関係としては薄いものになりがちである。さらにお金が絡むとそれは加速する。

ではインターネットで商品をやり取りしようとするのはよくないことなのか?

多くの人が感じているように必ずしもそれが悪い物とは言えないと思う。

ただし、売り手がお客様の気持ちを考えてやりとりを行うべきだとも思う。

 

例えば売り手がある商品を安くインターネットで売ろうとしたとする。

勿論その価格で買えるというのは消費者側からするとありがたいことではある。しかし、売り手に「お客様に喜んでもらってるみたいだ。よりよいサービスを提供するにはどうしようか」という気持ちが必要だと考える。間違っても「この量を売りさばけばかなりの額が儲かり万々歳だ」という気持ちを持ってはいけないと思っている。

前者はお客様本位の考え方であり、後者は自分本位の考え方だ。

要は気持ちの問題だし、その部分は他人にはわかりにくい。しかしこのような考え方は例えば料金体系に現れてくる。ブランド品、例えばディズニーリゾートの商品は原価の何倍の値段で売っているのだろうか?確かに著作権の問題で他の商品より高くなってしまうのは分かるのだが、それにしても高すぎないか?という印象があるし、彼らはそのブランドを商品化することで過剰に儲かっている気がするのだ。個人的にこの商法は好きではない。

 

自己本位的な考え方は商売として長続きしないような気がする。そのような考え方では消費者側に立った考え方ができないと思っている。ここではカドケシという消しゴムを例に挙げたい。個人的にはこの商品には騙された!という感が強い。

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この商品は角がたくさんあるから消しやすいというウリを持っているのだが、どう考えても真ん中にある角で消すことはない。実際使ってみるとわかるのだがキューブ状の消しゴムが途中でもげたりして汚い。角をたくさん作ろうとして角の良さを全く引き出せてない。この消しゴムは過去に日能研で配られていたが、制作会社も日能研も商業主義の感が強すぎる。そんな気がしている。消費者のことが全く考えられていない消しゴムを受験する小学生に使わせる日能研はまさにお金儲けしか頭にないのだろう。

 

確かに教科書的には「企業は利潤を追求する」ものであるし「法人は利潤よりも社会貢献する」という定義かもしれないが、私は全ての会社が法人的な理念を持ってくれれば一番かなと思っている。

 

結局自己本位的か、お客様本位かということは気持ちの問題である。しかしそれはサービスと直結しているし、後々続いていく会社かどうかはお客様本位であるかどうかと同義であると信じている。

 

西域英美